ここでは、純和風住宅について解説しています。
近年の家づくりには、モダン、シンプルといったキーワードが中心となっています。
ライフスタイルの変化に伴って、施主の方の好みが変わってきているのではないかと思います。その一方で従来からの純和風住宅にも根強い人気があるようです。
桧、杉やケヤキ、ひば材などを使って建てられることが多く、北欧風とはまた違ったテイストで木の魅力を引き出しているのが純和風の家の特徴です。
ひとくちに純和風と言っても、それぞれにこだわりポイントがあります。塗り壁や昔ながらの瓦屋根、無垢材など、伝統的なデザインを希望する施主の方は少なくないそうです。
また、茶室、庭、門など、本格的で風格のある内装や外観を求めるケースもあるそうです。施主の方のライフスタイルに合わせながら、伝統的なスタイルを取り入れる。これが可能であることが、デザイン住宅ならではの楽しみのひとつですね。
外装、内装ともに、使う木材にとことんこだわりぬいて作られた純和風住宅です。
その一部分だけを紹介すると、和室の床柱は吉野杉、天井の竿は竹、大黒柱は吉野檜、玄関の幕板は屋久杉、屋根は雪止め瓦など、日本が誇る木材をふんだんに使っています。
こちらも純和風の住まいですが、モダンなテイストを少しだけ取り入れています。和室のふすまのデザインがモダンなものを使っていたり、玄関は天井が高くて開放的な玄関ホールになっているなど、和風の伝統を生かしながら、ライフスタイルにあったデザインとなっています。
「平屋で家をつくりたい」という施主の方の要望で設計された家です。
なんと和室の柱は直径30センチ!極太の大黒柱が自慢です。そのほかにも無垢材をぜいたくに使い、壁はほとんどが塗り壁となっています。施主の方のこだわりがよく表れていますね。