ここでは、シンプルモダン系のデザインがどのようなものか解説しています。
シンプルモダンとは、白・黒を中心に構成された、シンプルながら現代的なデザインです。
単純な色使いで、材質もクールな印象のあるものを使用します。デザインの傾向としては、直線的で機能的なものを指します。
飾り気がなく、すっきりとした印象になります。
使用される素材には、ガラスや金属、強化プラスチックなど、無機質なものが使用されます。
シンプルモダンのデザインが生まれてきたのは、20世紀以降。機能とは直接関係のない、あるいは機能を犠牲にするような装飾がデザインの本質だとされていたのが19世紀以前の傾向でした。
それに対し、20世紀以降には本質的な美を尊重し、デザインをシェイプアップしていく動きが生まれました。いわば、シンプルな美しさがシンプルモダンの美学だと言えます。
13坪という狭い土地での新築物件。制限された敷地のなかで、いかに広く見せるかにこだわってつくられた住まいです。
1フロアをまるまるLDKとして、色使いや設備の配置を極力シンプルにし、階段は軽さのある鉄骨階段を採用。シンプルモダンの軽快なデザインを活かし、すっきりとして広がりのあるデザインとなっています。
都心部、それも駅前の狭い敷地内のビル物件です。
外観、内装ともコンクリート打ちっぱなしの壁を採用し、無機質でクールな感触を出しています。夜になると照明に白を基調とした壁や階段が美しく、重さを感じさせない設計になっています。
8坪というコンパクトな敷地で、できるだけ開放感が感じられるようなリビングを…というコンセプトで建てられた住まいです。
吹き抜けやスキップフロアを組み合わせて、奥行きを出すことで開放感を感じさせています。白と黒を基調としたシンプルモダンのデザインが、重さを感じさせないのも特徴です。