ここでは、デザイン住宅の耐震性・安全性について解説しています。
住まいに大切なのは、住みやすさやデザインだけではありません。同じくらい大切なのが、耐震性や安全性です。万が一の災害に耐える力は、各社それぞれ工法や資材に工夫を凝らしています。
最新の技術が次々に開発される中、いま注目を浴びているのが「SE構法」と呼ばれる工法です。
日本の住宅基準では、木造建築は構造計算を義務付けられていません。構造計算とは、負荷・荷重に対して建物がどれだけ耐えられるかを算出するもの。これが義務付けられていないため、木造建築の強度は明確ではありません。
その中で、躯体の構造計算を行うことで木造建築の強度を明確にし、それを保証するのが「SE構法」の特徴です。
●構造強度を可視化する
天然木材には反りやねじれがあるため、木造建築の構造計算は難しいとされてきました。しかし、コンピュータ制御によってカットしたものを、特殊な金物で一体化することで、非常に精度の高い建築が可能になります。これが、SE構法ならではの耐震性・安全性の理由です。
この工法を取ることで、地震や台風などの災害に対するシミュレーションを行うことが可能になります。そのため、一般的な木造建築とは違い、科学的に「安全である」ということができるのです。
SE構法を扱う業者は、全国に200〜300社と言われています。
その中でも施工数が多く、経営状態が良好で、社長の人柄もよいと評価された企業には、「プレミアムパートナーズ」という称号が与えられます。これは全国に約60社、東京では13社のみだということです。
SE構法そのものが非常に信頼できる工法ですが、その中でも高い信頼度を誇るプレミアムパートナーズの工務店を選ぶことで、より安全性の高い住まいをつくることができると思います。